YouTube Live 配信の告知や宣伝方法

配信の告知タイミングと頻度

ライブ配信により多くの視聴者を誘導するためには、事前に配信の存在を知らせなければなりません。逆にゲリラ配信では、視聴者が配信の存在を事前に知ることができないため、限られた視聴者しか参加できない場合があります。そのため、同時接続数や視聴回数を確保する手段として、配信の告知を事前に行い、スケジュールを立てて計画的に配信を行いましょう。

配信の告知は、多すぎても少なすぎても効果を得られません。多すぎるとしつこいと感じてしまい、少なすぎると記憶に残りません。リマインダーを仕掛けるように、人が忘れてしまう適切なタイミングで複数回にわたって告知を行うと、記憶に定着しやすくなります。

Point!

人は何かを記憶しても時間の経過とともに忘れていってしまいます。エビングハウスの忘却曲線を考えた場合、復習のタイミングと頻度をコントロールすることで、記憶の定着率が向上します。そのため、配信の告知タイミングと頻度をコントロールしてユーザに配信の存在を知らせましょう。

配信の告知頻度は、1週間前2日前1日前当日配信直前配信中配信後のように複数回行います。複数回の告知を行うことで、ユーザに思い出す機会を与え、記憶に定着しやすくなります。告知を行う際には、必ずサムネイル配信 URL をセットで伝えましょう。

配信の1週間前

配信を行う日が決まったら、1週間前に告知しましょう。1週間前の告知は、ある程度の時間的余裕をもって配信があることをユーザに意識してもらうことができます。もしも時間まで決まっている場合は、配信枠(待機枠)を事前に作っておくことも重要です。配信枠を用意することで、ユーザはリマインダーの設定を行うことができます。告知をする場合は、通知をオンにするリマインダー機能を活用するように促すとよいでしょう。

YouTube のリマインダー機能を活用する
YouTube のリマインダー機能を活用する
Hint!

配信の存在は知っていたにも関わらず、うっかり忘れて見逃してしまったケースは非常に多いため、ユーザが視聴しに来てくれる導線をしっかりと確保しておきましょう。

配信の2日前

1週間前の告知から少し間が空いて、そろそろ配信の存在が忘れている頃にもう一度、告知を行います。1週間前から何度も告知をすると、しつこく感じてしまうユーザがいるかも知れませんが、そこまで気にする必要はありません。

配信の1日前

前日にも必ず告知を行いましょう。もしも忘れそうな場合や、忙しくて告知が難しそうな場合は、予約投稿機能などを使って告知する方法も検討してください。

配信の当日

当日の告知は、同時接続数や再生回数を左右する、もっとも重要な告知です。当日の告知については、後述する告知の時間帯についても考慮してください。

配信の直前

配信が始まる数分前~開始直後に、配信前の最後の告知を行います。配信直後の告知については、視聴者に拡散を呼びかけることもできるため、同時接続数が伸びる可能性があります。

配信中

コンテンツの種類によっては、配信中の告知も考慮してください。例えば、コンテンツの切れ目や、盛り上がるタイミング、耐久配信など、リアルタイムを共有したい場合は、配信中の告知が効果的です。

配信後

配信後の告知は、アーカイブ向けの告知になります。配信後の告知には、視聴してくれた人へのお礼、配信の見どころ、ダイジェストなどを伝えると、アーカイブに興味を持つユーザが増える可能性があります。

告知する時間帯

配信を告知するプラットフォームはたくさんありますが、ここではツイッターを利用して告知する時間帯について考えます。

ツイッターや YouTube には、ゴールデンタイムと呼ばれる、利用者が増える時間帯が存在します。例えば、朝の通学・通勤時間、お昼休憩時間、学校・仕事終わりの時間、就寝前までの余暇時間などです。これらの時間帯は、SNS や YouTube などを利用するアクティブユーザが多くなり、告知するツイートも多くの人の目に留まりやすくなります。

これらのゴールデンタイムの中でも、特に21~23時のタイミングがもっともユーザの活発な時間帯となります。ただし、配信が夜に控えている場合は、朝の通学・通勤時間や、お昼休憩時間、または学校・仕事終わりの時間帯を狙った方がよいでしょう。

告知する内容

ツイッターで告知する内容も、エンゲージメント率を高めるための重要な要因です。告知の内容とは、例えば文章の長さや、画像・ハッシュタグの有無、キーワード選定などです。

告知する文章

告知する文章は、長すぎても短すぎても NG です。配信の日時や URL など、必要な項目を忘れずに盛り込み、テキストだけの文章で単調にならないように、絵文字もアクセントとして使ってみましょう。

画像やハッシュタグ

文章だけの告知では、ユーザのエンゲージメント率は高まりません。そのため、ツイートの内容には必ずサムネイルを含めてユーザの目に留まりやすくする工夫をすると効果的です。

キーワード選定

ツイッターでは、旬なキーワードや、告知をする場合には含めるべきキーワードなどが存在します。例えば、VTuber の初配信の場合は、新人VTuber、初配信などのキーワードを告知ツイートに含めるとよいでしょう。