HOME
base タグはページ内にある相対パスの基準となる URL を指定するときに使用します。基準となる URL は href 属性で指定します。
base
タグはページ内にある相対パスの基準となる URL を指定するときに使用します。基準となる URL は href
属性で指定します。
例えば https://murashun.jp
のページ上で <a href="/about">
と相対パスを指定しても、リンク先は https://murashun.jp/about
になります。しかし base
タグを使うことで、別の URL を指定することができます。
<!-- 基準の URL を example.com に指定 -->
<base href="https://example.com">
<!-- リンク先は https://example.com/about -->
<a href="/about"> about </a>
上記の例では https://murashun.jp
のページ上でも base
タグで相対パスの基準となる URL に https://example.com
を指定することで、リンク先が https://example.com/about
と同じ意味になります。
また、base
タグで href
属性を指定する場合は、他の要素で URL が指定されているものより前に記述する必要があります。href
属性で指定された基準となる URL が有効になるのは、base
タグより後に書かれたリンクだけになります。
base
タグに target
属性を指定することで、ページ内にあるすべてのリンクに反映されるようになります。ただし、リンクタグに target
属性が指定されている場合は、そちらが優先されます。
<base target="_blank">
<!-- リンク先は新しいタブで開かれる(base タグの target 属性値が適用される) -->
<a href="/about"> about </a>
<!-- リンク先は同じタブで開かれる(リンクタグの target 属性値が適用される) -->
<a href="/about" target="_self"> about </a>
ただし、ページ内にあるすべてのリンクを新しいタブで開く場合、セキュリティ上の問題があります。詳細はHTML & CSS - a タグを参照してください。
base
タグは、メタデータ要素であるため、head
タグ内に記述します。
<head>
<meta charset="utf-8">
<base href="https://example.com">
</head>
base
タグは、同じページ内にひとつだけ配置できます。もしも複数の base
タグがある場合、一番最初の base
タグが有効になります。