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WordPress でブログを始めるにはどうすれば良いのかを詳細に説明します。何もないところからスタートしますので、各種設定方法の前に独自ドメインとレンタルサーバの契約方法についてもあわせて説明します。
このページでは、WordPress (ワードプレス) ブログの始め方を説明していきます。このページの読者は、以下の条件を満たす読者が対象となります。
WordPress ブログを始めるまでの手順を詳細に画像付きで説明していきます。もしも、本ページで不明な点がある場合はお問い合わせください。また、WordPress は難しいと感じる場合は、オンラインブログサービスのはてなブログも検討してください。はてなブログの始め方の詳細については、はてなブログの始め方を参照してください。
ここでは、お名前.com を利用してドメインを取得する手順を説明します。以下のリンクから、お名前.com にアクセスしてください。
トップページから、取得希望のドメイン名を入力して検索ボタンをクリックします。もしも、候補が複数ある場合は複数検索をクリックすることで、ドメインの空き状況をまとめて確認することができます。ここでは murashun
を入力したケースについて進めていきます。
ドメインの空き状況が確認できる画面です。.jp
は、本サイトで使われているため選択できませんが、それ以外は取得可能です。表示されている価格は、1年分の料金となります。.work
や .xyz
などのドメインは安く設定されていますが、2年目以降は高くなるためランニングコストはドメインの料金表から確認しましょう。どのドメインにするべきか迷う場合は、.com
や .jp
など一般的なドメインを選択しましょう。ここでは .com
を選択したケースについて進めていきます。
ドメインを選択すると、右側の選択した商品にドメインが追加されます。料金確認へ進むボタンをクリックします。
選択したドメインの登録年数を選択します。「Whois情報公開代行メール転送オプション」と「ドメインプロテクション」のサービスは選択しなくても問題ありません。また、初めて利用する場合は、会員登録が必要になります。会員登録をするためには、右側の初めてご利用の方を選択し、メールアドレス・パスワードを入力してから次へボタンをクリックしてください。
会員情報の入力を行います。必須項目をすべて入力してから次へ進むボタンをクリックしてください。
支払い情報の選択と入力を行います。画面はクレジットカード情報の入力画面になっていますが、その他の支払い方法を選択することも可能です。情報を入力し、申込み内容が間違いないことを確認してから申込むボタンをクリックしてください。
申込情報を処理する画面です。処理が完了するまで操作は行わずにそのまま待機します。
下記の画面が表示されると申込みは完了です。お名前.com からメールが届いていますので、メールからドメイン情報の認証を完了させます。
お名前.com から合計5通のメールが届いています。その中の、ドメイン情報認証のお願いというメールを開きます。
メールの中に認証を行うための URL が記載されています。認証期限は2週間です。それまでに、その URL をクリックして認証を完了させてください。
認証を行うための URL をクリックし、認証が完了すると以下の画面が表示されます。これでドメインの取得は完了です。
ここでは、XSERVER (エックスサーバ) のレンタルサーバを契約する手順を説明します。以下のリンクから、XSERVER にアクセスしてください。
トップ画面のメニューからお申し込みを選択し、お申し込みフォームをクリックしてください。
新規お申し込みボタンをクリックしてください。新規申し込みの場合、10 日間の無料お試し期間が付与されています。
お申し込みフォームに契約内容を入力してください。サーバ ID は独自ドメインと同じ文字列にする必要はなく、任意の文字列で構いません。プランは X10 (スタンダード) を選択しましょう。
お申し込みが完了すると、以下の画面が表示され、エックスサーバからユーザアカウント情報のメールが届きます。p から始まる会員 ID とパスワードは、次のインフォパネルにログインする際に使用しますので、大切に保管してください。
この時点で、ドメインの契約と、レンタルサーバの契約が完了しているはずです。次にお名前.com とエックスサーバの情報を連携させるための設定を行います。
以下のリンクからお名前.com Navi にアクセスし、お名前.com から届いたメールに書いてある お名前 ID (会員 ID) とパスワードを使ってログインをしてください。
画面左上のメニューから TOP を選択し、ご利用状況にあるドメイン一覧をクリックしてください。
取得したドメインの初期設定のリンクをクリックしてください。
ドメインの選択にチェックが付いていることを確認し、その他をクリックしてください。
その他のネームサーバを使うを選択し、ネームサーバを設定します。ネームサーバの設定値は、エックスサーバからのメールに以下の情報が書かれています。
これらの情報をすべて入力します。入力欄が足りない場合は「+」ボタンをクリックすることで入力欄を増やすことができます。また、プライマリネームサーバと、セカンダリネームサーバと書かれていますが、1~5の順番で入力すれば問題ありません。入力後は、確認ボタンをクリックしてください。
確認画面が表示されますので、内容に間違いがなければ OK ボタンをクリックしてください。
完了画面が表示されれば、お名前.com 側の設定は完了です。
以下のリンクからサーバパネルにアクセスし、エックスサーバから届いたメールに書いてあるサーバ ID とサーバパスワードを使ってログインをしてください。メールにはユーザアカウント情報と、サーバアカウント情報の2つが書かれているため間違えないように注意してください。ここでログインするために使う情報は、サーバアカウント情報となります。
ドメイン欄のドメイン設定をクリックします。
ドメイン設定追加をクリックします。
お名前.com で取得したドメイン名を入力してください。また、以下の機能にもチェックが入っていることを確認して、確認画面へ進むボタンをクリックしてください。
内容に間違いがなければ、追加するボタンをクリックしてください。
ドメイン設定追加の完了画面が表示されれば、ドメインの設定追加が完了しました。
エックスサーバのサーバパネルから、WordPress 簡単インストールをクリックしてください。
WordPress インストールをクリックします。
WordPress インストール項目を以下のとおり入力します。
内容に間違いがなければ、インストールするをクリックしてください。
インストールが完了すると、以下の情報が表示されます。これらの情報は WordPress を管理するために必要になるため大切に保管しておきましょう。
上記のログイン用 URL をクリックしてください。正しく WordPress にアクセスできると、ログイン画面が表示されますので、ID と パスワードでログインを行ってください。
ログインが成功すると、ダッシュボード画面が表示されます。
WordPress のインストールが完了した後に設定しなければならない HTTPS 設定について説明します。WordPress にログインし、ダッシュボード画面から設定をクリックしてください。
以下のとおり、設定を変更してください。
http://
から https://
に変更するhttp://
から https://
に変更する 次にエックスサーバ側の設定を変更します。この変更は、ユーザが http://
にアクセスしても、常に https://
に飛ばす (リダイレクトする) ための設定です。
まずはサーバパネルから、.htaccess 編集をクリックしてください。
.htaccess 編集をクリックしてください。
.htaccess の先頭に、以下をコピーしてください。
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
最終的に、以下のような形になっていることを確認して、実行するボタンをクリックしてください。
以上で、HTTPS の設定は終了です。.htaccess の書き方は、.htaccess の書き方、または.htaccess の設定レシピ集を参照してください。
WordPress の機能のひとつにプラグインがあります。プラグインとは、標準では実装されていない機能を個別に切り出したパッケージです。例えば、SEO 対策、質問フォーム、目次などを簡単に作成できる機能を個別に切り出しているものがプラグインになります。SEO 対策の知識がなくても、SEO 対策のプラグインをインストールすることで、簡単に SEO 対策を行うことができます。
WordPress に最初から含まれているプラグインと、有効化するべきかどうかは以下のとおりです。
プラグイン名 | 要否 | 説明 |
---|---|---|
Akismet Anti-Spam (アンチスパム) | 条件付き推奨 | ブログにコメント機能を使用する場合、有効化することが推奨されます。Akismet Anti-Spam (アンチスパム) はコメントを自動的にスパムかどうかをチェックし、フィルターするプラグインです。 |
Hello Dolly | 不要 | 管理画面の右上に歌詞がランダム表示されるプラグインです。ただ雰囲気を盛り上げるためだけのプラグインですので削除しても問題ありません。 |
TypeSquare Webfonts for エックスサーバー | 不要 | エックスサーバが提供する Web フォントを利用できるプラグインです。Web フォントはエックスサーバ以外からも入手可能ですが、エックスサーバが提供する Web フォントを使いたい場合のみ有効化してください。 |
WordPress で新しいプラグインをインストールする場合、ダッシュボードのプラグインから新規追加をクリックしてください。
プラグインの追加はいくつかのカテゴリから選択することができます。一般的には目的のプラグインを検索によって探し出し、インストールします。プラグインは、インストールと有効化の2つのステップを踏まなければ有効になりません。
Google アナリティクスは、Webページのアクセス解析サービスです。ブラウザ上で動作するWebアプリケーションのため、専用のソフトウェアをインストールする必要もありません。自分のWebサイトとGoogleのアカウントさえあれば、すぐにでも始めることができます。他のアクセス解析サービスと比較して導入しやすいこともGoogle アナリティクスの良いところです。
Google アナリティクスは、人気のないコンテンツページの分析や、閲覧者の動向から何を求めているかを把握するために利用されます。問題のあるページや閲覧者の動向に対して、適切な対策を打つことでアクセスが向上する可能性があります。
ただし、注意しなければならないのは、Google アナリティクスは問題点を直接教えてくれるわけではないということです。Google アナリティクスは問題点を探すためのヒントを提示しているに過ぎません。アクセス解析結果から、何が問題なのか、どのように改善すれば良いのかは自ら考えて答えを出す必要があります。
Google アナリティクスをサイトに設定するためには、トラッキング ID を取得する必要があります。トラッキング ID をサイト内に埋め込むことでトラフィックの集計を行えるようになります。
以下のリンクから Google マーケティングプラットフォームにアクセスします。Google マーケティングプラットフォームのアナリティクスから設定ボタンをクリックしてください。
登録ボタンをクリックしてください。
新しいアカウント情報を以下の例を参考に入力し、トラッキング ID を取得ボタンをクリックしてください。ここで設定した項目は後から変更することができます。
設定項目 | 設定例 | 説明 |
---|---|---|
トラッキングの対象 | ウェブサイト | ウェブサイトは、自身が管理するHTMLのWebサイトをトラッキングします。モバイルアプリは、AndroidアプリやiOSアプリの操作をトラッキングします。 |
アカウント名 | murashun.com | プロパティ、ビューをまとめる最上位の単位であるアナリティクスアカウントの名前を設定します。 |
ウェブサイトの名前 | murashun.com | ウェブサイト名とありますが、実態はプロパティ名を設定します。 |
ウェブサイトのURL | https://murashun.com | 解析対象のウェブサイトの URL を入力します。スキームは http と https のいずれかを選択できます。 |
業種 | その他 | 解析対象のWebサイトが属する業種を選択します。業種選択は、データ共有設定オプションに同意した場合、データを業種別に集計される際に利用されます。 |
レポートのタイムゾーン | 日本 | レポートの日付のベースとなる国や地域のタイムゾーンを選択します。 |
Google アナリティクス利用規約に同意するため、以下の例を参考に入力し、同意するボタンをクリックしてください。
以下の画面からトラッキング ID が取得できます。トラッキング ID は UA から始まる ID です。トラッキング ID をサイトに設定すると、自動的にデータを受信します。データが受信していない場合、ステータスの欄には過去 48 時間に受信したデータはありません。と表示されます。トラッキング ID の設定方法は後述します。
データを正常に受信すると、ステータス欄には過去 48 時間にトラフィックデータを受信しています。と表示されます。